経済指標の発表は、FXの相場を大きく変動
させる要因のひとつになります。良い数字であれば、
景気回復が進んでいると判断される一方で、
インフレ抑制のための金融緩和の縮小が
意識され始めることでしょう。

悪い数字であれば、これからも緩和は続くという
判断がなされるようです。経済指標の数字に
よって、FXのトレーダーは今後の相場の動きを
判断するというわけです。

ただし、相場が見た目の数字どおりの動きを
しないこともよくあります。
経済指標の発表前には、既に各アナリストに
よる予想の数値が公表されています。
もしも、経済指標の数字が景気の回復を示す
良いものであったとしても、それが予想の数値を
下回っていると、市場は期待を裏切られる形と
なるため、相場が本来とは逆の動きをすることが
あるのです。

この場合、その後の動きの予想はかなり困難だと
思います。逆方向に振れたあとに値を戻すという
こともあれば、そのままダラダラとその方向に
流れることもあります。
トレンド追従がFXの大原則ですが、意外と
逆方向に大きく触れることもあるので、
損切りの位置が設定しづらいと思います。

自分の理解から外れた動きをしている場合は、
いったん手仕舞いして様子を見るということも
大事なことでしょう。

また、金利差によるスワップポイントを狙うのも、
FXの重要な戦略のひとつです。

リーマン・ショック以降の世界経済の減速によって
主要な国々が金融緩和政策を取り、超低金利が
続いていますが、一部の国では以前高い政策金利を
設定しているところがあるようです。

現状でもっとも高い金利水準にあるのがブラジル、
次いで南アフリカです。
これらの国々は、新興国として高い成長率をもち、
今後のより一層の経済発展を期待されています。

一方で、カントリーリスクも抱えており、万が一政府が
転覆した場合、通貨は紙切れになる可能性もないとは
言い切れないでしょう。

相場の変動も激しいため、長期にポジションをもって
スワップを狙うのは少しリスキーかもしれません。
その点、安定しているのが資源国であるオーストラリアや
ニュージランドだと思います。

金利の高さではブラジルや南アに及びませんが、
政治的に非常に安定しており安心してポジションをとれます。
資源価格には注意が必要ですが、景気回復も
早くインフレ抑制に動くのも早いので、金利は
より高くなる傾向にあるといえるでしょう。

安定してスワップをとりたいのであれば、
おすすめの通貨といえるでしょう。